ザ☆ネットスター!、次回特集のテーマは「MAD」

番組紹介自体にも書いてあるが、MADは当のNHK自身にとってもタブーそのもののはずだ。それに挑む勇気は賞賛する。NHK自身も古くからMADの素材として利用されてきた歴史がある(NHKニュースMADは、MADの古典)以上、簡単に踏み込めるテーマではないだろう。
気になるのは、テーマがテーマだけに、放送された結果何が起きるか予測が付かないことだ。
構成上、MADの実例を出さないとは思えないし、その結果、一次著作者にMADの存在が認知され、削除されるというような事態が起こらない保証もない。
だが、NHKが紹介しなくても、今の状況下では、存在を認知されずにいるためには、積極的に埋伏する以外に方法はない。紹介されなければ削除されることもないだろうと考えるのは、全く不合理だ。
時間はかかるだろうが、MADの存在が、コミック・アニメ同人誌の存在と同程度に容認されるためには、超えなければならない壁だと思う。
とかいろいろ書いてきたけど、結局のところ、「紹介するなというのは、無断リンク禁止と書くのと同じくらい間抜け」ということだな。公開した時点で、公開されたものがどこにあるかを示すのは、示す側の自由だ。