新プレイヤーと旧プレイヤーのCPU負荷を簡単に比べてみた

注記:設定に誤りがあり、動画再生アクセラレーションが有効になっていなかった。再測定結果を参照。
敷居の先住民において、新プレイヤー公開中の記事があり、そこで、フルスクリーン再生に対応したという記事があった。そこに「再生負荷は上がっていると思われる」という記述があったので、本当にそうなのか試してみることにした。
比較にはこの動画を使っている。*1
アイドルマスター 美希 Wow PV風‐ニコニコ動画(秋)
アイドルマスター 美希 Wow PV風‐ニコニコ動画(秋)
再生環境では、バックで多数のプロセスが動いているので、数値については参考程度と思って欲しい。マシン環境は以下の通り。
CPU:Core2Duo E8500改(3.8GHz)
Video:GeForce8800GT(512MB)
OS:WindowsVistaUltimate(32bit)
Mem:4GB
解像度:1920*1080(16:9・FullHD)
Browser:Firefox3.0.3
普通に動画を再生する分には、何をやってもまず引っかかったりはしないレベルで、ハードウェアによる動画再生アクセラレーションにも対応している。
ということで、実際に測ってみた。なお、ラストの部分はコメントが集中していて、その部分だけCPU負荷が跳ね上がるので、数値からは除いてある。
旧プレイヤー、拡大なし:18?28%
拡大しない状態だと、負荷は気にする必要もないレベルだ。大半は20%台前半。
旧プレイヤー、ブラウザ全画面、拡大表示:42?62%
42%という数値は、一度出ただけで、他のシーンはほぼ50%台だった。明らかに負荷は高くなっているが、再生には問題ない。
新プレイヤー、拡大なし:12?27%
今回の12%も一度だけで、ほとんどは10%台後半だった。新プレイヤーは確かに軽くなっているようだ。
新プレイヤー、全画面:59?72
どうやら、ハードウェアによる動画再生アクセラレーションは働いていないようだ。これが、入力欄のために表示エリアが削られているからなのか、コメントオーバーレイのためなのか、それとも単に未実装なのかはわからないが、現時点では相当なパワーがないと、このサイズでの全画面再生は無理と考えていいだろう。*2
Adobeには、フル画面でない場合でもハードウェアアクセラレーションが有効にできる機能の実装を期待したい。
有効になってることを期待したんだけどな。

*1:わかむらPなのは、最終批評神話を読んで、改めて偉大さを実感したからだ

*2:縦方向にはあまり広くなっていないので、普通の1280*1024でも大差ない負荷がかかるだろう。Core2の3GHzくらいないと行けないのは厳しい